日本人と中国人

思い込みがないか,自分の文化を疑ったことはありますか?

2021-07-08から1日間の記事一覧

真の異文化理解へ

初めて中国に行ったとき(1990年)、いつもはお義母さんが料理をしてくれた。 しかしある日私の自慢料理を皆にご馳走しようと思い立った。それは、鶏肉のトマトシチュウ。たまねぎや、にんじんなどの野菜もたっぷりで、時間をかけてコトコト煮込んで、鶏肉と…

初めての交渉

初めての中国(1990年7月)ー中国到着第一日目にいきなり、2歳の娘の持病である中耳炎が発症した。なれない飛行機や、疲れが重なったためであろう。大変あわてて右往左往したが、なんとか病院を探し出して治療を受けることができた。 驚いたことに病院は中…

目からウロコ

初めて中国に行った頃(1990年)は西安にもスーパーというものがあまり無くて、毎日の食材などは市場で買っていた。生活感があふれる市場が私は大好きだ。 買い物のしかたも日本と違う。何か買う度にディスカウントをするのだ。つまり値切り交渉である。中国…

没有(メイヨウ)

初めての中国(1990年)は私にとって正にワンダーランド、異文化そのものだった。 何もかもが日本と違って目に入るものすべてが新鮮に映った。空港から降りて中国の街に踏み入ったときはなんともいえない感動があった。 まず、人々の様子が日本と全然違う。…

初めて中国へ

そろそろ、はじめて中国に行ったとき(1990年)のことを書こうと思う。 あれは13年前の7月の暑いときだった(執筆は2002年)。結婚して2年、2歳とまだ乳飲み子のわずか4ヶ月の娘二人をつれた私たち一家四人は、夏の1ヶ月を西安の実家で過ごすこととな…

あっぱれ我が娘

以前(2000年頃)、我が家の娘(小学3年生)がとんでもない事をしでかしたことがある。 そのころ私たちは夫の会社の社宅に住んでいて、毎朝社宅の子供が集まって学校に行くことになっていた。集団登校といって日本独特のものだ。集合場所にはよく係りのお母…

おばさ~ん!

うだるような暑さが続くある夏の日のことだった(2001年)。その暑さを吹っ飛ばすようなことがあった。私の友人で韓国の大学生が神妙な顔をしてやって来て、何を言うかと思えば「今までずっと悩んできたんですけど・・・これからは、 ○○さんじゃなくて、○○お…

 うちのムコ殿

中国人の夫について語るなら、忘れてはならないのが、私の実家の両親である。 もともと私の父は、結婚大反対だった。何しろ結婚したのは出会って3ヶ月。まして外国人。娘を持つ父親なら、だれでも理解できる心境だろう。私も、ほとんど同意はあきらめていた…

パンの耳でヤッター!

昨年(2001年)のことだが、私にとって画期的なことがあった。くじで2等賞が当たったのだ。それが一体何なのだと思われるかもしれないが、私は生来くじ運が非常に悪いので、これはビッグニュースと言ってよかった。 中国人の夫と結婚したばかりのころ、大陸…

けんかOK!

前回、中国人の話し方がけんか腰に見えるということを書いたが、実は本当のけんかもとても多い。 中国の街を歩いている(1990年代)と良く「けんか」の場面に出くわすので野次馬さんには面白いかもしれない。たいていは、口げんかであるが、日本と違うところ…

中国人は怖い?

某TV局で話題の「ここがヘンだよ日本人」(1998年~2002年)。 日本人の友達と一緒に見ていると、中国人が他の外国人とあるテーマについて討論していた。彼女は何気なく「何であんなにけんか腰にならなきゃいけないの?」と非難めいたことを言った。中国人は…

知らないものどうしで

いつか夫とともに飛行機に乗ったときのことである。(1990年代) 私は、飛行機の中では、本を読んだり、うとうとしたり、とにかく一人を楽しみたいタイプである。でも、隣の夫はどうも落ち着かない様子。つまらなそうであった。そのときスチュワーデスがお茶…

そんなところで交渉しないで

中国人の夫と日本で暮らしていて、一番恥ずかしかったのは、「えっウソ」と思うところで、交渉を始めてしまうことだった。前回のレストランなどは、日常茶飯事。実はこんなこともあった。 子供といっしょに遊園地に行ったとき(1990年代)のことだ。楽しく遊…

「すみませ―ん」にドキ!

新婚当初、中国人の夫といっしょにいて、よく恥ずかしい思いをした。 それはレストランなどの店で起こった。普通私が考えもしないことを交渉するのだ。夫だけではなく外国人の友人はよく「えっ?」と思うことを言ったり、頼んだりする。 ウエイトレスに「あ…

まるで悪者?

私の夫は、よくハンサムだと言われる。そうはいかないまでもたしかに中国の好青年を絵に描いたような人だった(今、見た目はすっかり日本のサラリーマン)。日本の大学を出て、技術者になったようないわゆる優秀なタイプである。ステキな人と結婚できたと心…

夜の訪問者

中国人の夫との新婚生活は珍事件につぐ珍事件の日々であった。 今回は「夜の訪問者事件」を紹介しよう。夜、10時過ぎとかに夫の友人が遊びに来るというとんでもない事件である。それは、いつもドアを叩く音で始まった。「トントントン、○○さん。遊びにきた…

「だいじょうぶ」に要注意!

祝福に満ちた結婚式を終え、私たち日中夫婦の新婚生活は希望とともに始まった。 新婚生活といえば甘いラブラブなもの・・・と思うかもしれないが、私たちの場合それは大ハズレ!新婚生活はラブラブからは、程遠いものだった。生活開始のその日からよく珍事件…

「だいじょうぶ」に要注意!

祝福に満ちた結婚式を終え、私たち日中夫婦の新婚生活は希望とともに始まった。 新婚生活といえば甘いラブラブなもの・・・と思うかもしれないが、私たちの場合それは大ハズレ!新婚生活はラブラブからは、程遠いものだった。生活開始のその日からよく珍事件…

ピピピっで、スピード結婚

わたしは、よくセミナーで中国と日本の文化について話をする。セミナーの始めはとっても緊張してしまう。わたしもそうだけれど、聞く側はもっと緊張しているように思える。 そこであいさつ早々「二人のなれ初め・・・・聞きたい?」とイタズラっぽく尋ねると…

わたしの夫は中国人

わたしの夫は中国人である。 結婚して15年(2000年時点)。わたしの出身国である日本に住んでいる。出会った頃彼は、留学生として、ある大学院に通っていた。わたしは、大学生だった。彼は、日本語ぺらぺらで、ちょっと話すだけでは、日本人と全く変わらな…